桐たんす用語集 さ行
さ行
【再生(さいせい)】
古くなって傷だらけになった桐たんすを修理する事。
削り直りや、最近ではリフォームとも言う。桐たんすは100年使える家具です。
【棹(さお)】
桐たんすの数え方。
現在ではあまり使われなくなった言葉だが、桐たんすの数は一棹 (さお) 、二棹 ・・・ と数える。
【棹通し(さおどおし)】
昔、桐たんすを担ぐ際に使用された棒を通す穴の開いた金具。また桐たんすを重ねる時の凹凸の役割も兼ねている。
現在ではほとんど使われていないが雰囲気のある金具である。。
【先板(さきいた)】
桐たんすの引き出しの部材の名前。
引き出しの奥側の板の事を「先板」と呼ぶ。
【先留(さきとめ)】
引き出しの先板とほて板のつなぎ合わせが45度になっている仕様。
制作に高度な技術が必要で、主に高級な桐たんすに使われている。
【三方桐(さんぽうぎり)】
桐たんすの、前面と左右の板に桐を使い、裏板などは桐以外の安価な材料を使ったもの。
昔の桐たんすには、主に杉が使われたが杉は割れやすく、ほとんどの三方桐のたんすは裏板が割れている
【下三大洋(したさんおおよう)】
下三とは下側に引き出しが3段ある事を示す。洋とは、扉の事を指し、大とは上のことを意味する。
昔の呼び名だが、意外にも桐たんす屋はまだ使用する呼び名。当社ではわかりずらいので和たんすと呼んでいる。
【下三中洋(したさんなかよう)】
下三とは下側に引き出しが3段ある事を示す。洋とは、扉の事を指し、中とは中段のことを意味する。
昔の呼び名だが、意外にも桐たんす屋はまだ使用する呼び名。当社ではわかりずらいので和たんすと呼んでいる。
【時代仕上げ(じだいしあげ)】
桐たんすの全面・側面・天面をバーナーで焼き色をつける仕上げ方法。
見た目がシックになり汚れや傷が目立ちにくいので最近は人気がある。ただし、焼く事によって材料の良し悪しがわからなくなるため注意が必要。中国桐を隠すために焼き桐にされる事も多い。焼き桐仕上げと呼ばれる事もある。
【四方丸(しほうまる)】
桐たんすの形の特徴のひとつ。
桐たんすの上下左右の四隅が丸く細工されているもの。全体的に柔らかい雰囲気なり女性に人気がある。この逆に丸くしない四方角もある。
【尺(しゃく)】
昔からある尺貫法の長さの単位。未だに桐たんすはセンチではなく尺貫法で作られる。
尺とは今の時代では約30.3cmである。
【寸(すん)】
昔からある尺貫法の長さの単位。未だに桐たんすはセンチではなく尺貫法で作られる。
寸とは現代では約3.03cmである。
【整理箪笥(せいりだんす)】
高さが約1m70cmぐらいの桐たんすで、引出しが中心であり、上部を引き違い戸にした形状の桐たんすの事。
昔ながらの呼び名は昇りたんすと呼ばれるが当社では整理たんすで統一している。
【セサミン】
桐に含まれる成分のひとつ。
防虫にとても優れていると言われている成分である。
【総面取り(そうめんとり)】
桐たんす本体の前面の角がすべて直角ではなく、面がとられている事。
平らになっているものは「平面」と呼ばれる。桐の蔵の桐たんすは、すべて総面取りであるがオーダーにてどのようにも加工できます。
【底板(そこいた)】
引き出しや衣装盆の底の板。一般的な家具では、ベニア板などが使われるが桐たんすは無垢の板が使われる。
また出来るだけ幅の広い板を使用しているものが良い。購入の際の見極めるポイントである。
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