桐の立木から桐たんすになるまでの流れ

桐の蔵
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桐は立木から、桐たんすに使えるまで約3年の年月がかかります。

今では見る事が珍しくなった桐の立木

今では見る事が珍しくなった桐の立木

桐は立ち木の状態で確認します。毎年春になると、薄紫色の桐の花が一面咲き誇ります。桐の花はなかなか見る事も少ないと思います。

淡い紫色の桐の花

淡い紫色の桐の花

これが桐の花になります。薄紫色の可憐な花が咲きます。

切り倒された桐の原木

切り倒された桐の原木

切り倒された桐の原木を一本一本、見定めます。この時点で、どの程度の厚さに製材するか、どのくらいの長さで切るか頭で考えます。

太く、目の詰まった桐の原木

太く、目の詰まった桐の原木

桐の原木は、一般の方には、なかなか目にする事はないと思います。残念ですが、最近では桐たんす屋さんでも、中国桐を使うところが多くなっていますので、原木を見た事のない桐たんす屋さんもいるくらいです。

買い付けられた桐材は製材所に運ばれます。

買い付けられた桐材は製材所に運ばれます。

桐たんすの町、加茂市には原木を板に製材する製材所があります。ここで、それぞれ決められた板の厚さと長さに製材されます。

製材するにも熟練の技術がいります。

製材するにも熟練の技術がいります。

丸太を決められた厚さに製材するにも技術がいります。技術がないと、一枚一枚の厚さが、均一になりません。

製材後に会社に運び込まれます。

製材後に会社に運び込まれます。

製材後に、会社に運び込みます。この後、一枚一枚丁寧に広げます。

職人一人一人が丁寧に板干し作業に入ります。

当社の職人の手によって、一枚一枚、板干し場と呼ばれる広大な土地に運び込みます。

雨・風や雪にさらされ約2~3年の時をかけ、じっくりと板を干します。

雨・風や雪にさらされ約2~3年の時をかけ、じっくりと板を干します。

約2年から3年の歳月をかけ、じっくりと板の渋をだします。雨に打たれ、雪にさらされ。左側の黒くなっている板は、約3年ほど干したものです。

渋抜きが済んだ桐材は出番を待ちます。

渋抜きが済んだ桐材は出番を待ちます。

板干しが終わった板は、板小屋に保管され、じっくりと出番を待ちます。

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