桐チェスト開発秘話
この一言が私達を動かしました。
「桐はいいのよね!」と誰もが、衣類の収納には桐が最適とその良さは分かっているのですが、あの和室にしか合わないデザインがイヤ!という方が多いのです。
今までの桐たんすと言えば「置く場所がない」「和室にしか合わない」「高価すぎる」など、 現代の生活には、ちょっと馴染めないものになりつつあるのは事実です。
しかし、私達がデザインも新たに製作した、モダンな桐チェストは、全国のお客様から支持され、多くの方々にお買い求めいただいているのです。それはなぜなんでしょうか?
私達は、NHKの番組「小さな旅」や、日本テレビの「遠くに行きたい」で取り上げられ、全国の方々から、 多くの支持をいただくことができました。
またその後、朝日新聞や読売新聞、婦人雑誌「家庭画法」や集英社の「メイプル」誌に特集で取り上げられるなど、おしゃれなデザイン、 体に安心な塗料や接着剤など、確かなもの作りが多くのマスコミやお客様から喜びの声をいただくことができました。
それは、今まで育まれてきた伝統技術を使いながらも、現代の暮らしの中でも受け入れてもらえる、ものづくりだからなのです。
また私達は単にものを作り、販売するだけでなく、桐を植え、育てていくと言った活動も数年前から始めました。 さらに15年ほど前より、古くなった桐たんすを再生する再生事業部を立ち上げ、古くなっても捨てずに使ってもらう事も合わせて提案してきました。
桐を植え、たんすを作り古くなったら再生するという循環型のものづくりから生み出される商品は、次代へと伝えられるものなのです。
私達は小さな工房で、今まではほとんど、お客様からの紹介で 家具を販売させていただいてきました。大手家具店やおしゃれなインテリアショップのように、広告宣伝にお金をかけることも、大量の商品を展示することも私達にはできません。
そんな大手家具店やインテリアショップをうらやましく思ったこともありました。しかし、私達は自分達の工場で手作りし、安心して 長く使っていただける物づくりに徹してきました。
ここまでお読みいただいたあなたは、「でも、桐って高いでしょ?」と思ったかも知れません。また、「デザインだけならもっとモダンなものはたくさんあるわ」と思ったのではないでしょうか。
確かに、全てに国内産の桐を使いしっかり作っていますので、決して安くありませんし、デザインだけなら、もっとモダンでおしゃれなものもたくさんあるでしょう。
しかし、引出の中だけが桐で、あとは合板を使い、体に有害な化学薬品が多く含まれ、安心して長く使えないものを買うよりも、自然素材、天然塗料を使用し、安心で一生使えるものを買うほうが、はるかに安心で長い目で見れば経済的ではないでしょうか?
私達の桐チェストを見てもらう前に、商品の特徴のほんの一部を紹介すれば次の通りです
婦人雑誌「家庭画報」や「メイプル」など数々の雑誌に掲載された高いデザイン力
NHKをはじめ、日経新聞など多くのメディアに取材された技術力
アトピー・アレルギーの方でも安心して使える、自然成分に拘りました。
サイズ変更も自由自在。すべてオーダーで制作します。
数十年後、古くなっても再生して新たに使うことのできるモノ作り。100年使えます。
日本産の桐に拘っています。
職人歴、20年・30年と言った伝統工芸士が制作します。
取手も、手打ち金具とカラフルな木の取手の中から選べます。(すべて当社オリジナル)
最後に一言だけ言わせて下さい。
私達の桐チェストは、数名の職人さんが毎日、手作りで作っているため一ヶ月に作れる数はおのずと決まってしまいます。
量を追求する流通に入ることにより品質が落ち、その結果、私達からお買い上げ頂けるお客様にも信用をなくすことは、私達「桐の蔵」の進む道ではありません。
私達は自分達の工房で手作りし、安心して長く使って頂けるものづくりに徹する事が我々の使命なのです。桐チェストは一生どころか、代々使っていくことのできるものです。
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