2008年1月24日 新潟日報取材 三代続く桐たんす工房 桐の蔵

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2008年1月24日 新潟日報取材

2008年1月24日 新潟日報取材

ものづくり楽しさ実感 IT技術者から桐たんす職人に

加茂市の桐たんすメーカーで、ホームページ製作会社から転職した石山達仁さん(27)新潟市江南区大淵=が修行に励んでいる。

25日から新潟市で開かれる展示会には、石山さんが仕上げを担当したたんすも2点並ぶ。インターネットとは百八十度違う職人の世界に飛び込んで三か月。「いつか自分で一からたんすを作れるようになりたい」と日々技術を磨いている。

石山さんは学卒業後、東京都内のHP製作会社に就職した。仕事は面白かったが、「作るのが簡単な反面、消えるのも早い仕事に 物足りなさを感じるようになった。

そんな時に参加した家具作りのワークショップで小さな棚を作り、形として残る仕事に魅力を感じた。昨年三月に会社を退職。職業訓練学校で半年間、木工を学んだ。

新潟での再就職先を探していた時、伝統的な桐たんすに加え、現代風の商品も手がけるメーカー「桐の蔵」のHPを見つけ、 桑原隆社長にメールを送って入社を志願。

十月から見習いとして働き始めた。現在は組みあがったたんすに塗料を塗ってつやを出したり、取っ手の金具を取り付けたりといった仕上げの工程を担当。

入社以来、桑原社長がワンツーマンで指導した。同社の商品は、平均四十万〜五十万する高級品で仕上げは見た目の美しさを左右する。

田上町の同社の工房で、石山さんは「一つ一つの作業が緊張の連続です」と手元に神経を集中させる。

一人前になるには最低五年と言われるが、桑原社長は「飲み込みが早く、やる気もある」と期待する。

石山さんは「HPと違って、たんす作りは簡単にはいかないが、一つずつ技術を身に付けたい」と話している。

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