2003年1月30日 読売新聞取材 三代続く桐たんす工房 桐の蔵

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2003年1月30日 読売新聞取材

2003年1月30日 読売新聞取材

伝統の中に新しさ

全国一の桐たんすの産地・加茂市で生まれた、おしゃれな桐製の家具が人気を呼んでいる。
軽くて小型なので様々な組み合わせ方も楽しめ、健康にも配慮されているためだ。来月一、二日には、「伝統の解体と新生」をテーマに新潟市で初めて作品発表会がある。

出展するのは、桐たんす会社「桐の蔵」の桑原隆さん、「鈴木建具店」の鈴木清彦さん、屏風店「大湊文吉商店」の大湊陽輔さん。

和服を着る人が減り、桐たんすを嫁入り道具としてもって行くというものも昔の話。1950年代に約200軒あった加茂市とその周辺のたんす店は今、38軒。

桑原さんによると、三人は数年前から、伝統技術を途絶えさせないようにデザインに新しい形を取り入れ、桐製のインテリアを作り始めたという。

たんすに似た箱形の「桐チェスト」はモザイク状に引出の色を変えたり、外枠と引き出しをモノトーン調にするなど工夫。幅や高さ、角を丸くするなど、注文に応じてサイズや形を自由に変えるため、観音開きの扉や装飾の凝った金具という、これまでの桐たんすの印象とは違う。

また、長く使ってもらえるよう、表面の塗装には、植物の油やミツバチの巣から作る蜜蝋、米ぬかなど、自然の素材を用いている。

シックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドなどは使わず、安全性にもこだわった。

今では、桐チェストが店の売り上げの約四割を占めているという桑原さんは、「日本の生活に合わせた家具を作った。発表会では、商品だけでなく、面白い見せ方や使い方も提案したい」と話している。

両日は、桐チェストのほか、桐の表面に和紙を張った丸窓の屏風、和風の照明器具など二十点を展示予定。会場は新潟テルサ三階。


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三代続く桐たんす工房 桐の蔵

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