2001年12月21日 新潟日報取材 三代続く桐たんす工房 桐の蔵

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2001年12月21日 新潟日報取材

2001年12月21日 新潟日報取材

天然素材だけで桐製品 合成化学物質除く

健康志向の高まりを受け、南蒲田上町の桐家具・インテリア小物メーカー「桐の蔵」は、合成化学物質を一切使わない桐製品を一年半かけて開発、二十四日まで同社ギャラリーで一連の新作展を開いている。

展示の中心は天然素材だけでできた「桐の家族」シリーズのチェスト、たんすなど九点。通常では桐製品には、接着剤などの加工材料に合成化学物質が含まれているが、同シリーズでは合成化学物質を完全に除いたという。

その一方で、天然素材から開発した塗料で表面加工を施している。これまで桐製品の表面加工では焼くか、とのこによる仕上げしか方法がなく、「和室以外ではマッチしにくい」と若い世代を中心に不満があった。

これを解消するため、同社では炭や黄土などを原料にした顔料や、亜麻仁油を原料にした天然オイルを活用。

黒や黄の着色や、ニス塗装のようなつや出しなどの表面加工ができるようにした。

コンパクトな住宅やフローリングの洋間の増加という現代の住宅事情を意識したデザインで、サイズも横幅の基本は90センチ。洋室にも和室にもマッチする雰囲気だ。

取っ手の金具も三条市の鍛冶業者が一点一点、鎚で打ち出して制作したものを使っており、県央地域の伝統産業の連携で、これまでにないモダンな桐製品に仕上がっている。

桑原隆社長は「洋家具では防虫のためホルマリン漬けした合板の使用がかなり一般化しており、これがシックハウス症などの原因になることも多かった。そうした不安を一切なくし、現代にふさわしい桐製品ができたと思う」と話している。


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